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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第9章 カイ(年齢不明)
さらにチューブから媚薬を少し出し、重ね塗り。
どれだけ塗る気だっ!
口を突いて出そうになる文句を飲み込み、あそこを弄られる感覚に耐えていた。
「……こんなもんでいいかな」
大きく開いた足の間を間近で覗き込むように見られ、恥ずかしさで震えそうだった。
「卑猥な眺めだなぁ。……薬が効いてくるのに、三十分くらいかかるんだ。その間暇だし、もっかい風呂入るか」
「はあ!? ちょっと、ぼどいてよこれ。このまま行くつもり!?」
「当たり前だろ? ……そうだなあ、なら片手だけ特別にほどいてやるよ」
手錠のように、嵌める時は何もいらないけれど、外すためには鍵が必要らしかった。拘束椅子の横についている鍵で、右手のベルトだけ外してくれた。
自由になった瞬間、右手で圭介の手を掴もうと腕を伸ばす。鍵を奪ってやろうと思ったのだけど、素早く手を引っ込められてしまい失敗。
「びっくりした。油断も隙もねーなあまったく。鍵は没収だな」
……惜しかった。鍵を持ったまま、苦笑しながら浴室の方へと消えていく圭介の背中にあたしはおもいきり舌を出した。