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第9章 カイ（年齢不明）

　もしかして、媚薬の効果？
　一度意識してしまうと気になって仕方がなかった。うずうずする。痒みのような、くすぐったさのような。次第にそこが熱を持ち始めた。

「は……あ」

　アソコが疼いてどうしようもなくなった。刺激がほしい。まだイケてない、中途半端な状態なのだ。ただでさえ辛いのに、思いの外媚薬の効果があって、我慢できなかった。
　最初は腰を振り、固い椅子に下肢を押しつけてまぎらわそうと思った。
　だけど、疼いて仕方がないのは膣の中だった。どんなに押しつけても、気持ちよくはなれない。
　溢れた愛液が淫らな音を立てて、余計に興奮してしまった。

「あ……だめ……」

　圭介が目の前にいないからって、こんなはしたない行動を自分が取ることになるなんて。
　ーー触りたい。疼いてたまらない下肢に、おもいきり指を入れてぐちゃぐちゃとかき回したい。
　ぶんぶんと首を振り、あたしは欲求を振り払った。
　セーターの上から胸を鷲掴みして、そっちの刺激でまぎらわそうと奮闘した。
　だけど逆効果だった。胸を刺激するたびに、膣の熱が上がっていく。
　誘惑に逆らえず、触ってしまおうとした瞬間、浴室から圭介が出てきた。