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第9章 カイ（年齢不明）

　声が抑えられない。イキそう、と思った瞬間また動きが止まる。

「あ、なんでぇ……」

　そう口走っていた。

「まだイカせねえよ」

　再び指の動きが始まる。イキそうになると止められる。まるであたしの体の反応を完璧に読まれているのかってくらい、そのタイミングは完璧だった。

「……やだ、イカせてよ……」

　熱くて熱くて変になりそうだった。そう懇願し、自分で触ろうと右手を秘部へと伸ばす。

「だーめ」

　その手を圭介に捕まえられ、指をくわえられた。別の場所に刺激が増やされ、体を揺すって喘いでしまう。

「おまえの反応が思ったより楽しい。まだ焦らす」

　冗談じゃない。睨みつける余裕もなく、喘がせ続けられる。
　何度も苦痛の焦らしを繰り返されたあと、ようやく指を一本挿入された。中が熟れて仕方がなかった。指一本でもイキそうになった。

「あ、ああああ……」

　ぐちゃぐちゃに掻き回してほしいのに、圭介は指を動かしてくれない。

「お願い……もっと、もっとぉ……」

　何をねだっているのか、自分でもわからなくなっていた。