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第1章 十八歳、マコト

　細身だけど男の子だし、腕力じゃ敵わない。両手を自由にして襲ってこられたらたまったもんじゃない。

「口でしてよ、ご奉仕」
「え？」

　言うが早いか、あたしはマコトくんの体を座席ごと後ろに倒した。

「あっ」

　両手を頭上に掲げたまま横になったマコトくんの体を跨ぐように、あたしも乗る。
　マコトくんの上で、履いていたジーンズを脱ぎ捨てた。

「え、おねーさん……っ？」

　焦ったようにマコトくんが叫ぶ。

「うずうずしすぎて我慢できないんだよ。ねえ、気持ちよくしてよ！　あたしもイカせて？」

　言葉と同時にマコトくんの顔の上に、自らのアソコを押しつけた。
　下着は身につけたままだけど、いわゆる顔面騎乗の体勢だった。

「んんん……っ」

　マコトくんはとっさにあたしの下肢から顔を背ける。あたしは彼の髪を掴んで、無理やり正面を向かせた。