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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第1章 十八歳、マコト
抵抗を諦めたような顔だった。もう手を自由にしてとも言わなかった。
あたしは彼のベルトを外してあげた。
「……真っ赤だね」
案の定、マコトくんの手首は鬱血してみみず腫れのような痕が残っていた。
「大丈夫?」
触れようとすると、さっと引っ込められる。
「あ……平気です」
自分の手を庇うようにあたしの視界から隠し、そう答えるマコトくん。まるで小動物のようなその反応は、完全にあたしに対する怯えからくるものだろう。
ちらりと胸が痛んだけど、自業自得だからしょうがない。
「手と顔、洗ってきなよ。気持ち悪いでしょ?」
「……もうおもちゃ、外していいですか?」
「勝手にすれば?」
マコトくんはそそくさとおもちゃを外し、それをどうしようか一瞬迷ってから、持って外に出た。
「あっちにトイレあるよ」
「……はい」
少しふらつきながらも、早足で向かっていく。