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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第1章 十八歳、マコト
残された車内はやっぱりだいぶ匂った。
あたしは窓を開け、気休め程度の換気をした。エアコンの冷気は一瞬でなまぬるい空気に侵食されたけど、まあ、しゃーない。
間もなくして、マコトくんが戻ってきた。
「一応これ、軽く洗ったけど……」
「わざわざ洗ったの? 捨てに行ったのかと思った」
「だってお姉さんの」
「いらないよ、経費で買ったやつだし。ーーはい、これ残り」
四万と少し。差し出すと、マコトくんは受け取るのを躊躇っていた。
「……多すぎなんじゃ……」
「あ、まだ何かやりたい? 野外プレイでもする?」
「も、もう嫌です……っ」
慌てて差し出したものを受け取るマコトくん。
そんな様子にあたしは大爆笑だった。
夜景もホテルも結局やめて、そのまま帰ることになった。マコトくんは痛いっていうし、二人とも濡れて汚れてしまったから、さっさと帰ってシャワーを浴びて着替えたいということで、利害が一致したからだ。