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第1章 十八歳、マコト

「ちょっとやりすぎたかなーってちょっとは思ってるよ、ちょっとは」
「ちょっとちょっとって、全然ちょっとじゃないですよ!?　最後の方殺されるかもって思ったのに……っ」
「ああ、顔面騎乗？　あれ苦しいんだってねー。でもほら、男でもフェラの時とか喉の奥まで突っ込んでくるやついない？　おあいこじゃねっ？」

　一応あたしなりの弁解は試みる。

「僕は彼女にそんな乱暴なことはしませんっ！」
「……一般論だっつの」

　マコトくんのセックス事情は聞いてない。

「マコトくんがあんまりにも可愛いから、ついついいじめたくなっちゃっただけ」
「よく言うよ、もう。変態っ」

　何も反論できないため、もう笑うしかない。

「ボーナス、まだあるんでしょ？　他の子に使うんですか？」
「うん、その予定」
「……ほんと、もったいねー。やりすぎて捕まらないようにしてくださいね」
「うん、頑張るわー」