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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第1章 十八歳、マコト
今回の反省も含め、今度はドMな子がいいなぁなんて夢想する。どうやらあたしは、なかなかのS気質らしい。
そこからはくだらない談笑をしながら、マコトくんちを目指した。待ち合わせた駅と夜景を見に行った場所のちょうど中間地点くらいにあるらしく、行きよりもだいぶ早く到着した。
「そこの信号を左。そうしたら僕の家です」
「あれ、家バレていーんだ。夜這いに行くかもよ?」
「……今度こそ通報します」
ぎろりと睨まれて、これまた笑うしかない。
彼の家の前の門に車を横付けした。
「……お金ありがとうございます」
「いーえ」
マコトくんが車を降りる。
あたしは無言で両手を顔の前で合わせ、頭を下げた。
「ん? 今さら『ごめんなさい』ですか?」
「まさか」
あたしはにっと笑って、正しい意味を説く。
「『ごめんなさい』じゃなくて、『ごちそうさま』ってこと」
「…………は?」