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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第2章 挿話
「声もちょっと意識して、高めに高めに。仕草ももっと女子を意識して。全体的に淑やかに! 大和撫子(やまとなでしこ)だ!」
「大和撫子って……」
圭介の口からその言葉が出るとは。似合わなすぎてつい吹き出してしまった。
「笑ってんじゃねえよ、真面目にアドバイスしてやってんのに。今の意識して、ちょっとやってみ、ここで。女子らしくする練習」
「えー……」
急にそんなことを言われても。どうしろと?
「女らしく喋って笑って? ほれ」
顎をしゃくって促され、戸惑いながらも、あたしは声のトーンを高めにして圭介に話しかけた。
「圭介くん、えっと……こんな、感じ? かなぁ?」
言いながら小首をかしげる。
「俺ビールおかわり。頼んで」
「わかった、わ」
うーん、わざとらしさマックスだ。