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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第2章 挿話
やってみろと言ってきた圭介本人にけなされるのは、理不尽すぎると思う。
「はは、まあまあ。そんな睨むなよ、目付き悪くなるぞ。今の感じなら男は喜ぶよ、多分。あとはメイクと服をもう少し落ち着いた感じにすればイケるイケる」
「んー、頑張ってみるよ」
頬杖をついて頷く。
ドリンクはすぐに運ばれてきた。
普段もっぱらビールか焼酎しか飲まないあたしは、可愛らしいグラスで運ばれてきた見るからに甘そうなカクテルを、一口含む。
「うえ、あっまっ」
予想以上だ。
あたしはカルーアミルクを圭介の前に置き、代わりにジョッキをいただく。
ビールで口直し。
「ぷはぁっ、やっぱこっちだな!」
「あ、てめえコラ、俺のっ」
「ねえ、お願ーいっ。ちょーだい?」
上目遣いで、可愛いらしくおねだりしてみせる。さっき練習した通りに。
だけどやっぱり圭介に効果はないようで、鼻で笑われた。
「そんな付け焼き刃な色仕掛けが俺に通用すると思うなよ。俺様を誰だと思っていやがる」
「ま、ですよねー。ヤリチンマンだしね」