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第3章 十九歳、イツキ

　もちろんただ突発的に、清楚にイメチェンしたわけじゃない。
　ーー二人目が釣れたのだ！
　マコトくんと会ったあのサイトで。仕事が終わり家に帰るとサイト内をいろいろと見てまわるのは、あたしの日課になっていた。サイトそのものの機能や仕組みなんかも知りたいし、何より次会う子を見つけたいし。
　だけど、いくら金銭の受け渡しがあると言っても、やっぱり自分がやりたいプレイにある程度応えれる子じゃないとダメだなーとマコトくんの時に痛感した。端的に言えば、責められるのが好きなＭっ気のある子じゃないと。
　なおかつあたしより若くて、可愛い子。住んでる場所も近い子。
　条件を増やせば当然、該当する子は見つかりづらくなる。あたしはまだ画像を挙げてないし、男の方から寄ってくることがない分なおさらだった。