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第1章 十八歳、マコト

　話を聞いてると、本当にこういう出会い系みたいなことは初めてらしい。どうすればいいのかわかんないみたいだ。
　あたしもよくわかんないけど、まあ、好きなことさせちゃえばいっか。
　まだ一人目だし。いろいろとお試しにはちょうどいい。
　あたしは早々に、本題に入った。

「ねえ、夜までは何か用事があるの？　夜会える人ーって掲示板に書いてたよね」
「いえ、特に。でも、こういうのって、なんか夜かなって……」
「なんだそれ」

　わかるようなわかんないような。

「じゃあさ、今から二時間後の四時に、駅集合にしない？」
「はい、大丈夫です」
「ならそれで。車で迎えに行くよ」
「よ、よろしくお願いしますっ」

　決定。
　今は土曜の午後二時だ。ほんの少し時間を早めて、夕方からマコトくんと会うことに決まった。