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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ
ーーそうして迎えた土曜日。つまり今日。
これからイツキくんと会うのだ。
時計を確認すると、午後二時を少しまわったところだった。
「そろそろ出るか」
バイトが終わったら一度帰ってシャワーを浴びたいから、待ち合わせは五時にしてほしいと言っていた。
あたしの家から駅までは二十分あれば着く。まだまだ待ち合わせには早いけど、彼に会う前に揃えておきたいものがあった。だから早めに家を出るのだ。
あのサイトの住人には珍しく、イツキくんはお金はいらないと言った。大学に通いながらバイトもしてるし、遊ぶお金はあるから、と。なんて欲のない子。そんな学生いるのかよ、とびっくりした。
五万の件も話したけれど、断られてしまった。仕方ないから、彼とのデートやプレイにその五万はつぎ込もうと思っていた。
イツキくんなさせることは、だいたい決まっていた。まずはそのために、あれこれと買わなければいけない。