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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ
「わかりました。行きますねー」
通話は繋いだまま。間もなく、駐輪場の方からこっちに向かって歩いてくる男の子が見えた。あの子で間違いないようだ。画像と同じ、可愛い顔をしていた。
白いティーシャツに、半袖のグレーのパーカー。下は普通のジーンズだった。イメージしていたよりも、さらに華奢(きゃしゃ)で小柄だ。
あたしは通話を切り、車から降りて手を振った。
とたんに彼の表情が硬く強張る。だいぶ緊張してるみたいだ。
「こんにちはー。イツキくん、だよね?」
「は、はい。あさみさんですか? こんにちは」
少しうつむき加減なのがまた、可愛い。ついつい弄りたくなるのをどうにか堪え、清楚なお姉さんふうに、一言。
「どうぞ。とりあえず、乗って?」
イツキくんはこくりと小さく頷いて、助手席へと乗り込んだ。