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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ
駅を出発し、国道を進みながら隣に座るイツキくんに声をかける。
「ご飯、まだでしょ? まずは夕ご飯食べようか。何か食べたいものある?」
「……いえ、特に。あさみさんの食べたいものでいいですよ?」
「じゃあ、ファミレスでいっか。なんでもあるし」
「は、はい」
返ってくる声は、かなり固い。だいぶ緊張してんなぁ。
そんな様子につい微笑ましくなった。
ちょうど信号に引っ掛かり車が止まった隙に、あたしは改めて彼の顔を観察した。色の白い肌に、大きな二重。サラサラの髪がわずかに頬にかかっている。まさに美少年という言葉が当てはまるような、本当に綺麗な顔立ちをしていた。
「イツキくん、本当に男の子だよね?」
「え?」
質問の意味が理解できなかったらしく、彼の視線がちらりとあたしを向く。でも目が合うと、すぐに逸らしてしまった。