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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ
どうやら、目を合わせて話すのも苦手らしい。あたしが女だからか、初対面だからか。
「お、男ですよ?」
「すごく可愛かったから、びっくりした。学校でモテるんじゃない?」
「ぜ、全然モテないです……。女の子と、ていうかあんまり人と上手に喋れなくて。仲がいい友達とかは、平気ですけど」
「人見知りしちゃうんだ」
「……はい」
小さく頷くイツキくん。
あたしは彼の頬にそっと指で触れた。瞬間、彼の体が面白いくらいにびくーっと跳ねる。
それについつい声に出して笑ってしまった。
「イツキくん可愛いっ。小動物みたいで」
これは本心だ。いじめたくなってしまう。
信号が青になり、再び車を発進させる。
「ねえ、ファミレスに行く前に、実はしてほしいことがあるんだよね。いい?」
そう言いながら、近くのコンビニの駐車場に入った。そこはコンビニのわりにはかなり広い駐車場だった。人目がつきにくそうな、一番端に車を停める。