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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ

真っ赤な顔が見上げてくる。あたしと目が合うと、恥ずかしそうにすぐ逸らす。なんて可愛らしい。このまま襲ってしまいたい衝動をこらえ、次。
「服はこれで大丈夫ね。次はウィッグ」
再び紙袋を漁る。これもさっき購入したもので、ダークブラウンのセミロングヘアだ。
男の子を女装させた経験もなく、イツキくんの顔も画像でしか見たことがなかったので、一番無難そうなデザインのものを選んだ。
「髪、ちょっといじるよ?」
「……はい」
さらさらした猫っ毛を手ぐしで軽くすきながら、持っていたピンで前髪や横の毛を留めた。
イツキくんは軽く目を閉じている。顔を覆う髪が無くなっても、変わらず整った綺麗な顔だった。鼻筋は通っていて、唇もふっくらと柔らかそう。……本当に、女の子みたい。
口付けたい衝動を押し込んで、彼の頭にウィッグをかぶせる。
彼からそっと体を離すと、気配を応用にイツキくんは目を開けた。
「ーーできた。うん、本当に女の子みたいに可愛い」
率直な感想だった。これなら、化粧もいらないだろう。
「鏡、見る?」
「はい」

