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出会い系体験談~秘密の調教日記~
第3章 十九歳、イツキ

 両手をぎゅっと握りしめ、いっそう身を強張らせるイツキくん。

「やです……僕、女の子の格好するの好きじゃないです……」
「それはどうかなぁ」

 まわりに聞こえてしまうのが怖いのか、囁くような抗議だった。
 あたしはやんわりとそれを否定する。

「女の子の格好をしてこうやってファミレスに入るの、興奮したんじゃないの? 見られるの好きなんだもんね。ほら、今イツキくんの体はいろんな人に見られてるよ? ぱっと見は美少女だもんね、目を引くね。だけどちょっと目を凝らせば、服の下の膨らみのない体、男の子だってバレちゃうかもしれない。イツキくんが変態だって何人の人が気付くかな? そんな変態なイツキくんを見て、興奮してる人もいるかもね。……視姦されちゃうね?」
「……もう、帰りましょ?」
「まーだ。ごはん食べたらね」

 無言で首を振るイツキくん。

「だめ……僕」

 声が小さく震えている。

「ん? 『僕』、何?」

 イツキくんが、そこで黙り込む。

「……もしかして、興奮してきちゃったの? みんなに見られてるのを意識して? ねえ、ひょとしてアソコ、大きくなった?」
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