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第3章 十九歳、イツキ

「そんなの……っ」
「できなきゃ、ずっとそのままにするよ？」
「そんなぁ……」

　スマホのカメラをムービーに切り替える。

「早くして」

　少し口調を強めると、首を振りながらもワンピースの裾を離して服の下から自分の両胸を鷲掴みにした。

「揉んで？　気持ちいいようにいじってみて？」
「あ……は、い」

　ワンピースの中だから、どういじってるかは見えない。乳首をつまんだり、転がしたりしてるのだろうか。

「あ、あん、うー……イキたい……」
「イキたいの？　みんなに見られながら？」

　ぜえぜえと、激しい息づかいが聞こえる。体を悶えさせながら、イツキくんはこくこくと頷いた。だらしなく開いた唇から、唾液が零れている。

「下、触ってほしい？」
「う、触……ってよぉ。おもいきりしごいて……イカせてよぉ……」

　半泣きのような声だった。寸止めされた状態が、辛くて仕方ないみたいだ。

「……しょうがないなぁ。いーよ、いじめてあげる」

　充分可愛い姿は見られた。
　あたしは閉じかけた彼の足を再び大きく開かせた。