この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ドラスティックな恋をして
第7章 はじまり・・
言われた昌宏は声をあげて笑った。
だがその声は周りの響くどころか、
そこここにあがった子供たちの叫び声にかき消されてしまった。

「オレってそんなふうに見えるんだ、やっぱり。
 ね?前に言ったでしょ、モテることと結婚できることとは違うって。
 デートするにはいいけど所帯を持つとなるとちょっと、てな感じなんじゃないの?」

そこまでは思わないけど、と言いかけて止めた。
そのかわりにきめの細やかなビールの泡に、黙って口をつけた。

今、この童心に帰った時間の中で、こむずかしいことを考えるのは
つまらない事かもしれない。
せっかく子供の気持ちに帰って大人の飲み物を飲んでいるのに。
昌宏の言うようにだらっとしたらいいじゃないか・・


「ほら、2杯目いくよ」

「え、もう?早いわね」

なんだか今日は、完全にこの男のペースに乗せられている。
男にグイグイ引っ張っていかれる感覚は何年、いや何十年ぶりの事だ。

新鮮さに包まれたにぎやかすぎる午後のひと時。
依子はこれがリフレッシュというものだと
眩しい青空を仰ぎ見た。



/127ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ