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ドラスティックな恋をして
第7章 はじまり・・
言われた昌宏は声をあげて笑った。
だがその声は周りの響くどころか、
そこここにあがった子供たちの叫び声にかき消されてしまった。
「オレってそんなふうに見えるんだ、やっぱり。
ね?前に言ったでしょ、モテることと結婚できることとは違うって。
デートするにはいいけど所帯を持つとなるとちょっと、てな感じなんじゃないの?」
そこまでは思わないけど、と言いかけて止めた。
そのかわりにきめの細やかなビールの泡に、黙って口をつけた。
今、この童心に帰った時間の中で、こむずかしいことを考えるのは
つまらない事かもしれない。
せっかく子供の気持ちに帰って大人の飲み物を飲んでいるのに。
昌宏の言うようにだらっとしたらいいじゃないか・・
「ほら、2杯目いくよ」
「え、もう?早いわね」
なんだか今日は、完全にこの男のペースに乗せられている。
男にグイグイ引っ張っていかれる感覚は何年、いや何十年ぶりの事だ。
新鮮さに包まれたにぎやかすぎる午後のひと時。
依子はこれがリフレッシュというものだと
眩しい青空を仰ぎ見た。
だがその声は周りの響くどころか、
そこここにあがった子供たちの叫び声にかき消されてしまった。
「オレってそんなふうに見えるんだ、やっぱり。
ね?前に言ったでしょ、モテることと結婚できることとは違うって。
デートするにはいいけど所帯を持つとなるとちょっと、てな感じなんじゃないの?」
そこまでは思わないけど、と言いかけて止めた。
そのかわりにきめの細やかなビールの泡に、黙って口をつけた。
今、この童心に帰った時間の中で、こむずかしいことを考えるのは
つまらない事かもしれない。
せっかく子供の気持ちに帰って大人の飲み物を飲んでいるのに。
昌宏の言うようにだらっとしたらいいじゃないか・・
「ほら、2杯目いくよ」
「え、もう?早いわね」
なんだか今日は、完全にこの男のペースに乗せられている。
男にグイグイ引っ張っていかれる感覚は何年、いや何十年ぶりの事だ。
新鮮さに包まれたにぎやかすぎる午後のひと時。
依子はこれがリフレッシュというものだと
眩しい青空を仰ぎ見た。