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ドラスティックな恋をして
第10章 他人の目に映る自分・・
「はいはい、気をつけます。で、電話の用件は?なにかあったの?」
「あ、そうだ、それだ。じつは今度の週末に会社で一緒に働いてたやつらが
遊びに来るんだよ。僕と同じように早期退職したヤツと現役の後輩。
それぞれ奥さんも連れてくるからさ、キミに来てもらいたいんだ」
即座に頭をよぎった事は、昌宏に会えない、という事・・
受話器を通らないよう注意を払って長いため息をつく。
それでも依子は気を取り直して高い声で答えた。
「わかった、土日にいらっしゃるのね?
じゃあまた金曜の、お昼には着くようにそっちに行くわ」
電話を切った後、ソファに体をうずめた。
会えないことを思うと、さっきまで熱っていた体が
急激に冷えていくような感覚に襲われた。
そしてソファに寝転がったまま、昌宏にメールを送った。
今度の日曜は会えない、と。
「あ、そうだ、それだ。じつは今度の週末に会社で一緒に働いてたやつらが
遊びに来るんだよ。僕と同じように早期退職したヤツと現役の後輩。
それぞれ奥さんも連れてくるからさ、キミに来てもらいたいんだ」
即座に頭をよぎった事は、昌宏に会えない、という事・・
受話器を通らないよう注意を払って長いため息をつく。
それでも依子は気を取り直して高い声で答えた。
「わかった、土日にいらっしゃるのね?
じゃあまた金曜の、お昼には着くようにそっちに行くわ」
電話を切った後、ソファに体をうずめた。
会えないことを思うと、さっきまで熱っていた体が
急激に冷えていくような感覚に襲われた。
そしてソファに寝転がったまま、昌宏にメールを送った。
今度の日曜は会えない、と。