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ある作家の日常
第2章 亜里紗(別居中の人妻、三十才)
 ご褒美と言う言葉に甘美な悦びを亜里紗は感じたが、武志の指先は無遠慮に彼女の花弁から膣口へズブズブと奥まで侵入していた。
 同時に彼女の肉体を花芯からの快感が襲った。


「あ、、あぅ、そ、ソコは、、んん、、」


 亜里紗の頬が羞恥に染まり、久し振りの男の無遠慮な愛撫に、敏感に反応していた。
 武志の指に肉襞がざわめき、蠢いた。
 彼の指は別の生き物のように、女の中を掻き回すように動いた。


(この娘はホンモンやな。覚悟は決めてるな。今夜はキツメにしよか。諦めるんなら、早い方がええやろ。)


 武志の気持ちを知らぬ気に、亜里紗は不思議な幸福感に包まれていた。


(この娘、どこまで我慢できるかな?明日の朝には、あかんやろけどな。チョット、もったいないけどな。)


「やっ、、ぃっ、、んん、、ィイィ、、ん、、」


 亜里紗の顔が苦悶するように変わり、快感と羞恥に耐えるように唇を噛んだ。
 武志が指先を動かす度に、亜里紗のソコからはヌチュヌチュと淫らな音がし始め、熱い蜜が溢れた。
 指先のスピードを早め、彼女を軽くイカせ、亜里紗の本気を確かめることにした。


「イキなよ、亜里紗。イッタら、家で可愛がってあげるわ。」


 耳元で囁くように言う武志の言葉に、亜里紗は、あられもない喘ぎで答えることしたかできなかった。


「はぅ、、やっ、、イッィィイ、、んん、、くっ、、んんん、、」


 クリトリスと蜜壷の中からの刺激と快感に、亜里紗は今の居場所さえ関係なくなり、ただ、今の快楽だけを追い求めていた。
 熱い快感が全身を駆け巡り、彼女を快楽の奴隷にしていた。


「あぐぅ、、んん、くっうぅ、、、いっ、、くぅ、、、」


 亜里紗の熱い喘ぎが車内を満たし、武志は彼女が堕ちたことを知った。
 ゆっくりと指を抜きながら、左手で彼女の肩を抱き寄せ、喘ぎ続ける彼女の唇に唇を重ねた。
 さっき以上に女は武志の唇と舌を求め、貪り吸いついていた。


「亜里紗、家に行こか?たっぷり可愛がってあげるわ。」


 唇を名残惜し気に放しながら、武志の心の中に悪魔のプランが頭をかすめ始めていた。
 車の中で、明るいコンビニの明かりの見える場所で男の指先だけでイカされた羞恥に、亜里紗は唇を噛みながら、永く望んでいたものが叶えられる安堵感に包まれていた。
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