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ある作家の日常
第2章 亜里紗(別居中の人妻、三十才)
 バイブの根元を亜里紗は握りしめ、自らを抉り、慰め、車窓の外の情報は全て消え去っていた。
 唇からは肉の悦びの声を上げ、肉体からは熱い蜜を大量に溢らせ、シートに染みを広げた。


「あっ、くぅ、、イッ、、ィイ、、クッウゥゥ、、」


 絶頂の悦びと被虐の悦びに、亜里紗は乱れ堕ちていた。
 ただ目の前の悦楽に彼女は全てを忘れ溺れ痴態を会ったばかりの男の前で、晒し溺れていた。


(ふふ、この娘は掘り出しモンかな?けど、たぶん、容赦はできんなあ。ふふ、明日の朝まで時間はあるわ。クククッ、それまで楽しませてもろたら上出来やな。ふふふ、あいつにゃ悪いが、調教さして貰うで。)


 亜里紗の恥態を鑑賞しながら、武志は彼女を精神的にも肉体的にも堕とす事に決めていた。
 たとえそれが、彼女から嫌われることになったとしても、彼は構わないと覚悟していた。
 武志の思いとは別に、亜里紗は自らを責めるバイブレーターの快感に溺れ、男の前で全てを晒し頂点へ昇り詰めていた。


「ひっ、ひっ、くぅ、、いっ、く、、うぅぅ、、ヒッィィ、、んくぅ、、、」


 淫らな喘ぎ声を上げ、男の前で初めてオナニーに乱れる自分に羞恥を感じて乱れた。


「もうすぐつくで、ふふ、聞こえんか?イキッぱなしやな。」


 半ばからかうように、半ば亜里紗の恥態を楽しむように言いながら、武志は我が家を目の端にとらえた。
 ユックリと車を駐車場に入れながら、亜里紗を責めるバイブレーターのスイッチを切った。


「んん、あふぅ、、なん、、で、、、んん、、欲し、い、、んぅ、、」


 くぐもったモーター音が消え、動きを止めたバイブレーターで、何度も自らを抉りながら、亜里紗は物足りなさに声を上げた。


「欲しいんや?けど、もう駐車場に着いたで。ふふふ、このまま行こうか?お前を人間やのうなす(なくなる)場所にな。」


「人間やなくなるって、ん、ん、奴隷に、ん、調教するって事ですか?」


 不安そうに聞く亜里紗に一つ一つを教え込むように、武志は言葉を選び話した。


「奴隷、うんまあ、それもある。けど、それだけやないんや、奴隷というのは人間やないんや、家畜いうことや。つまり、人権やらいうもんは、なくなるってことや。俺だけの為に生き、俺だけの為にお前の全てがあるってことや。まっ、断るんなら、今のうちやで。ふふふ。」
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