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第2章 いわゆる転生

私は暗い顔になった。
それは、魂だと言う 私の体が女性だったから。


「ですが、私は誰かを愛しても悦びを与えられない。また虚しい思いをするだけです。」


そう言うと、神は優しく微笑んだ。


「今は前世を引きずった魂のままです。大丈夫。あなたは男性の体でラクーンに入っていただきます。それと、あなたのフェロモンで他の生き物同士が嫉妬してはいけないので、相手を魅了させるチャームの能力を授けたいと思います。フェロモンとチャームを強く放出すると、相手は気絶することを覚えておいてください。」


「男性の体…チャーム…」


段々と自分が置かれた状況に現実味がおびてきた 。
それと同時に涙が溢れてくる。


「…大丈夫ですか？」

「はい…思いをとげられる……体に…なることが…う…嬉しくて………」


神は少しホッとした表情になり、あとは…と、話を続ける。


「あなたの魂はほぼ神になりかけと言っても過言ではありません。ですから、創造や時魔法などは練習がてら使うと良いでしょう。」