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すべての生き物に愛を求めて
第2章 いわゆる転生
「ファーストネームだけで良いのなら…女神のミューズから取って、ミュゼはいかがでしょうか?」

「まぁ、素敵なお名前。
ありがとうございます。。。
とても嬉しいです。」


もうそれは今までの微笑みとは違い、花が咲いたと言うべきか、花も恥じらうと言うか、なんとも言えない笑顔だった。


「気に入ってもらえて……よ、良かったです。」


「はい。本当にありがとうございます。
それでは、そろそろ男性の体になりましょうか。」


と言って、少し手をかざすと私の体が光り、視界に変化がある。
それと一緒に姿見が現れた。


するとそこには好みはあれど、間違いなく良い男と分類される生物がいた。(自分だけど……)

頭は淡い栗毛色に緩いテンパがかかったショートカット。
緑と青が混ざったようなマリンブルーの様な眼はキリッとしているが柔らかい眼差し。
体つきはしっかりしているが、見映えのするいわゆる細マッチョ。
そして、その真ん中で生きとし生けるものを愛することの出来る存在が堂々と主張していた。
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