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すべての生き物に愛を求めて
第4章 森の主
「では、何を調べてらっしゃるんですか?」


「そろそろ旅に出ようと思いまして。
でも、何も持っていないのも怪しいですし、この森で薬草でも摘んでいけば薬も作れますし、新しい薬草を、探しているとは言えば旅に出ていても不思議ではないですしね。」


「なるほど…」


「しかし、この森には主がいるようですね?
貴重な薬草も有るようですし、挨拶に行かないといけないですねぇ。」


「え!?森の主って…
シェン様大丈夫ですか?相手はドラゴンですよ?」


「はい。エンシェントドラゴンだそうです。」


「そんな!やめてください!危険すぎます!」


「んー。大丈夫だと思うんですよね?
普段からある程度フェロモン出てますし、いざとなればリリィとシルバーウルフが気絶したチャームもありますしね。」


「ですが…」


「ふふふっ。リリィ、ありがとう。それで今、主について色々と調べてるんです。」


「あぁ、そうでしたか…
それで、なにかわかったんですか?」


「はい。なかなか面白いですよ?」


そう言ってパソコンの検索画面を見せる。


「・・・シェン様、………読めない文字です。」


「あれ?………あ!失礼しました。これは私の国の文字でした。えーと、ラクーン…ラクーン文字、、と。
これでどうでしょう?」
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