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すべての生き物に愛を求めて
第4章 森の主
「…それだけか?」
「お願いはこの一点のみです。ただ、ご面会が叶ったおりにお渡ししようと思っていた貢ぎ物がございます。」
さっと籠いっぱいのドラゴンフルーツを出し、匂いを嗅がせる。
フレイアはそれを目一杯吸い込んだ。
すると、途端に柔らかい目付きになる。
「ドラゴンフルーツと言いまして、私めの故郷のフルーツにございます。」
「何と、、、甘美な匂いだけではなく、名をドラゴンフルーツとな。
面白い!シェンとやら。妾は主が気に入ったぞ!薬草は乱獲せぬように摘んで行くが良い。」
「ありがとうございます。では、折角なので食してみませんか?色によって少し味が違うので、食べ比べてみてください。」
赤い果実を手に取り、端をガリッとかじってフレイアの口へ持っていく。
これにフレイアの目が鋭くなった。
「…その方。何のつもりじゃ。」
「毒味です。変なものじゃありませんので安心して食べてください。」
すると、気まずそうに目をそらして、
「そ…そうか。では、頂くとしよう。」
そう言って、フレイアが口を開けたので、赤いドラゴンフルーツを入れる。
大きな口がゆさゆさと動き、果実を味わうと深呼吸した。
「お願いはこの一点のみです。ただ、ご面会が叶ったおりにお渡ししようと思っていた貢ぎ物がございます。」
さっと籠いっぱいのドラゴンフルーツを出し、匂いを嗅がせる。
フレイアはそれを目一杯吸い込んだ。
すると、途端に柔らかい目付きになる。
「ドラゴンフルーツと言いまして、私めの故郷のフルーツにございます。」
「何と、、、甘美な匂いだけではなく、名をドラゴンフルーツとな。
面白い!シェンとやら。妾は主が気に入ったぞ!薬草は乱獲せぬように摘んで行くが良い。」
「ありがとうございます。では、折角なので食してみませんか?色によって少し味が違うので、食べ比べてみてください。」
赤い果実を手に取り、端をガリッとかじってフレイアの口へ持っていく。
これにフレイアの目が鋭くなった。
「…その方。何のつもりじゃ。」
「毒味です。変なものじゃありませんので安心して食べてください。」
すると、気まずそうに目をそらして、
「そ…そうか。では、頂くとしよう。」
そう言って、フレイアが口を開けたので、赤いドラゴンフルーツを入れる。
大きな口がゆさゆさと動き、果実を味わうと深呼吸した。