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・辿りつく 先には・
第16章 『計画』
今度は相手のテリトリーだ。愛し合ってはいたが、ぞくぞくとした緊張感と恐怖はある。
怖いもの見たさではないが、SMの世界がどれ程のものなのかは未体験だったので先に何があるのかを知りたかった。
私の中に存在している、好奇心がいつか小説を書く時の糧になるだろうとそう思ったからだ。
ゴールデンウイークまでには、チャットで出来た友人達を巡る旅になりそうだった。
もう一人、カウンセラーの仕事をしている友人も出来たからだ。聖の辛い気持ちをなんとか出来たらと色々、相談にのって貰った。
自分の移ろう気持ちの事も…
まずは、きちんと向き合おうとそう思った。聖の揺れる気持ちに流されず、私は私のペースで生きなければならないのだ。強い陰に引きずられてはならない。
ゴールデンウイークが一週間前に、迫っていた。
チャットと電話は夜中、帰って来る前か寝静まった後にする事にしていた。
聖は単身赴任で良かったが、私はまだ別居はしていなかった。
夜の帳が降り、ただいまのメールが来たら電話やチャットが出来た。
その日は早目に、電話をしていいようだったので夕飯を作り終えてから食べた後に話をする事になった。
食事が終わったよメールが来る。部屋に響く電話の音が、心を震わす。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
「ちゃんとご飯、食べた?」
「食べたよ、チャーハン。」
「行ったら美味しいもの作って、あげるね。何が食べたいか考えといて。」
「イタリアンもいいねぇ。和食も好きやし。絢音は料理が上手いらしいし、楽しみやわ。」
「イタリアンはね、でも和食は作れなくないけど微妙かな。日本人じゃないのかも。」
「格好はアラビアンやけど。カレーも美味しい言うし迷うわ。」
「みんなの話、曰くカレーは売り物になれるらしいわ。」
「相変わらず、Lunch会は忙しい?」
「でも週に三回くらいだから、大丈夫かな。皆さん来てくれたらアクセサリーとか、買ってくれたりしているし。」
怖いもの見たさではないが、SMの世界がどれ程のものなのかは未体験だったので先に何があるのかを知りたかった。
私の中に存在している、好奇心がいつか小説を書く時の糧になるだろうとそう思ったからだ。
ゴールデンウイークまでには、チャットで出来た友人達を巡る旅になりそうだった。
もう一人、カウンセラーの仕事をしている友人も出来たからだ。聖の辛い気持ちをなんとか出来たらと色々、相談にのって貰った。
自分の移ろう気持ちの事も…
まずは、きちんと向き合おうとそう思った。聖の揺れる気持ちに流されず、私は私のペースで生きなければならないのだ。強い陰に引きずられてはならない。
ゴールデンウイークが一週間前に、迫っていた。
チャットと電話は夜中、帰って来る前か寝静まった後にする事にしていた。
聖は単身赴任で良かったが、私はまだ別居はしていなかった。
夜の帳が降り、ただいまのメールが来たら電話やチャットが出来た。
その日は早目に、電話をしていいようだったので夕飯を作り終えてから食べた後に話をする事になった。
食事が終わったよメールが来る。部屋に響く電話の音が、心を震わす。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
「ちゃんとご飯、食べた?」
「食べたよ、チャーハン。」
「行ったら美味しいもの作って、あげるね。何が食べたいか考えといて。」
「イタリアンもいいねぇ。和食も好きやし。絢音は料理が上手いらしいし、楽しみやわ。」
「イタリアンはね、でも和食は作れなくないけど微妙かな。日本人じゃないのかも。」
「格好はアラビアンやけど。カレーも美味しい言うし迷うわ。」
「みんなの話、曰くカレーは売り物になれるらしいわ。」
「相変わらず、Lunch会は忙しい?」
「でも週に三回くらいだから、大丈夫かな。皆さん来てくれたらアクセサリーとか、買ってくれたりしているし。」