この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
・辿りつく 先には・
第17章 『距離』
「私は嫌、声は低いのにあの声は凄い高いから。それに女にされてるのも抵抗があるし。」
「僕の前だけで、可愛く鳴けばいいし。絢音はずっと僕の物だから。」
そんな事を言われた事は、今まで一度も無かった。
私はどうやら愛される事に、かなり慣れていないらしい。
「絢音?照れてる?」
「照れますよっ、普通。そんな事、言われた事ないもの。」
「絢音はそういうとこ可愛い。ギャップやね、普段テキパキしっかりしてるから僕の前で可愛くなる絢音を知れば、みんなには不思議やろな。」
「みんなにはキビキビですから、もう身体がほてるから辞めて聖。」
「着たら沢山、快楽を上げるよ。味わった事のない、責め苦を。」
その言葉にずんと反応をする。
子宮が言葉の連動を呼ぶ。
聖の言葉支配には、打ち勝てる気持ちはもう無かった。それには一生、奴隷になるのだろう。
「駅までは迎えに行くから、仕事帰りになるから待たせて悪いけど。」
「大丈夫、知らない土地探検好きだから。早く帰れそう?」
「努力するよ。抱きしめたい、沢山キスをあげるよ甘くて濃密な…」
その言葉だけで、もう身体が熱い。抱きしめられた温もりを覚えていた。
愛しい気持ちが沸く。愛し合う安心感を初めて知った気持ちがした。
どんなに欲しかったものかをそれにより知る。涙が出そうだった。まだまだ気持ちは不安定だった。
「絢音、泣かない。大丈夫や僕が愛してる。」
「聖はいつも狡い…」
電話からキスの音が聞こえる。携帯を優しく両手で包み混んだ。
「早く、逢いたい…」
「僕も楽しみ。守山は少し涼しいから、羽織り忘れないように。」
「はい、ありがとう。」
距離を縮めてくれる。気遣いが嬉しかった。今まで本当にあんまり優しくされた事が無かった様に感じた。
「また、明日。おやすみ絢音。ゆっくり眠り。」
「は~い、聖も早く寝てね。」
「はいはい。」
電話が切れても暫く、手の平の中で温める様に握りしめていた。
聖がくれる、安心感にゆっくりと浸っていたからだった。
三日はあっという間に過ぎるだろう。期待は膨らみ、とりあえずは今は眠りに着いた。
「僕の前だけで、可愛く鳴けばいいし。絢音はずっと僕の物だから。」
そんな事を言われた事は、今まで一度も無かった。
私はどうやら愛される事に、かなり慣れていないらしい。
「絢音?照れてる?」
「照れますよっ、普通。そんな事、言われた事ないもの。」
「絢音はそういうとこ可愛い。ギャップやね、普段テキパキしっかりしてるから僕の前で可愛くなる絢音を知れば、みんなには不思議やろな。」
「みんなにはキビキビですから、もう身体がほてるから辞めて聖。」
「着たら沢山、快楽を上げるよ。味わった事のない、責め苦を。」
その言葉にずんと反応をする。
子宮が言葉の連動を呼ぶ。
聖の言葉支配には、打ち勝てる気持ちはもう無かった。それには一生、奴隷になるのだろう。
「駅までは迎えに行くから、仕事帰りになるから待たせて悪いけど。」
「大丈夫、知らない土地探検好きだから。早く帰れそう?」
「努力するよ。抱きしめたい、沢山キスをあげるよ甘くて濃密な…」
その言葉だけで、もう身体が熱い。抱きしめられた温もりを覚えていた。
愛しい気持ちが沸く。愛し合う安心感を初めて知った気持ちがした。
どんなに欲しかったものかをそれにより知る。涙が出そうだった。まだまだ気持ちは不安定だった。
「絢音、泣かない。大丈夫や僕が愛してる。」
「聖はいつも狡い…」
電話からキスの音が聞こえる。携帯を優しく両手で包み混んだ。
「早く、逢いたい…」
「僕も楽しみ。守山は少し涼しいから、羽織り忘れないように。」
「はい、ありがとう。」
距離を縮めてくれる。気遣いが嬉しかった。今まで本当にあんまり優しくされた事が無かった様に感じた。
「また、明日。おやすみ絢音。ゆっくり眠り。」
「は~い、聖も早く寝てね。」
「はいはい。」
電話が切れても暫く、手の平の中で温める様に握りしめていた。
聖がくれる、安心感にゆっくりと浸っていたからだった。
三日はあっという間に過ぎるだろう。期待は膨らみ、とりあえずは今は眠りに着いた。