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・辿りつく 先には・
第17章 『距離』
「耳は聞こえてるやろ、主は誰か聞いたんや。」
下半身が砕けてしまいそうに熱い。睨み付けようと、手加減をしてくれる訳ではなかった。
激しい激情が身を焦がす。魔王の絶対支配が、身体を脳を侵して行くのだ。
吐息と共に声が漏れる。
「私の…主は聖で…す。お願い、手錠を外して。」
「口答えは奴隷には無しや、逝き狂え。絢音、心に身体に覚え込み。この快楽を、味わえるのは今はお前だけだ。」
何と魅惑的な言葉だろう。どんなにかその絶対支配の中にある、完全な快楽が欲しかっただろう。
男性に裏切られ、常に望む幸せも快楽も得られなかった。
自分達の快楽の為だけに、私の身体は使われてきたのだ。
それをこの魔王は支配と言う世界の中で、安心と征服により私を逝かせてくれる。
私の身体を使い、自分の欲求を満たすだけでなく私自身を快楽の世界に深く深く、高く高く飛ばしてくれようと言うのだった。
膝ま付かされ、バイブは入ったまま口には魔王の支配の証が捩込まれた。
髪を捕まれ、瞳だけは開けさせられた。
「俺がいいと言わない限り、目を閉じる事は許さん。気持ち良くしぃ、ゆっくり味わえ欲しかった褒美や。くわえながら、逝き。何度も何度も腰を振り淫らに一番、美しい絢音を見せや。」
その言葉だけで、身体は耳から肌から全ての命令に従い脳が反応してしまう。
バイブを抜く事は出来ず、手錠は後ろ手に口には聖の固い物が入れられている。
顔はいつもの無表情さで、女を愛しんでいるのか蔑んでいるのかを読み取る事は出来なかった。
だがその強い眼差しだけは、心を震わせ身体中に稲妻は下半身から駆け上がり脳天を貫く。
びくびくと身体が奮えたが、口内に力を混める訳にはいかなかった。
漏れる吐息から声が零れ落ち、聖は背筋を奮わせる。
女が逝くのを見るのが、何より好きだった。全てを投げ出し、いつものすました顔も可愛い顔でもない雌になる表情程、今自分だけしか見れないものだ。
優越感と支配力。普段の世界では、手に入れる事の出来ない自分だけが作る絶対空間だった。
下半身が砕けてしまいそうに熱い。睨み付けようと、手加減をしてくれる訳ではなかった。
激しい激情が身を焦がす。魔王の絶対支配が、身体を脳を侵して行くのだ。
吐息と共に声が漏れる。
「私の…主は聖で…す。お願い、手錠を外して。」
「口答えは奴隷には無しや、逝き狂え。絢音、心に身体に覚え込み。この快楽を、味わえるのは今はお前だけだ。」
何と魅惑的な言葉だろう。どんなにかその絶対支配の中にある、完全な快楽が欲しかっただろう。
男性に裏切られ、常に望む幸せも快楽も得られなかった。
自分達の快楽の為だけに、私の身体は使われてきたのだ。
それをこの魔王は支配と言う世界の中で、安心と征服により私を逝かせてくれる。
私の身体を使い、自分の欲求を満たすだけでなく私自身を快楽の世界に深く深く、高く高く飛ばしてくれようと言うのだった。
膝ま付かされ、バイブは入ったまま口には魔王の支配の証が捩込まれた。
髪を捕まれ、瞳だけは開けさせられた。
「俺がいいと言わない限り、目を閉じる事は許さん。気持ち良くしぃ、ゆっくり味わえ欲しかった褒美や。くわえながら、逝き。何度も何度も腰を振り淫らに一番、美しい絢音を見せや。」
その言葉だけで、身体は耳から肌から全ての命令に従い脳が反応してしまう。
バイブを抜く事は出来ず、手錠は後ろ手に口には聖の固い物が入れられている。
顔はいつもの無表情さで、女を愛しんでいるのか蔑んでいるのかを読み取る事は出来なかった。
だがその強い眼差しだけは、心を震わせ身体中に稲妻は下半身から駆け上がり脳天を貫く。
びくびくと身体が奮えたが、口内に力を混める訳にはいかなかった。
漏れる吐息から声が零れ落ち、聖は背筋を奮わせる。
女が逝くのを見るのが、何より好きだった。全てを投げ出し、いつものすました顔も可愛い顔でもない雌になる表情程、今自分だけしか見れないものだ。
優越感と支配力。普段の世界では、手に入れる事の出来ない自分だけが作る絶対空間だった。