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・辿りつく 先には・
第18章 『発見』
それに必死に口を動かしても、舐め上げる聖の下がうごめく度に口から声が漏れそうになる。

すっと身体が離れたと思った後は、魔王の顔をした聖がベッドに横たわった。

それを半分、身体起こし見ていたらぐっと片手を捕まれ跨ぐ形にされたと頭で思った時にはもう遅かった。

下から魔王の熱い炎は放たれ、力強く突き上げられ悲鳴を堪えるのに精一杯だったのに両手は捕まれ唇を噛んだ。

下から余裕の笑みで、涼しい顔をして言葉を降らせる魔王。
「可愛い声を聞かせて、絢音。唇を噛まんでええ、傷になる。鳴き声をあげ、気持ちいいと叫び。常に魂を解放し、我慢などせな。」

何度も何度も、突き上げられる下半身は奮え痺れ目の前は白い世界が来る。

「聖…気持ちいい…気持ちいいよ…」

「ご主人様や絢音。快楽をありがとうございますやろ。」

「ご主人様… か…ああっ…ありがとうござい…ます。」

「ええ子や、従順にな。逝きたいやろ。」

首を振るが、そんな抵抗はもう無駄なのを知っていた。

「逝き、絢音。快楽に溺れて、何度でも自由を味わえ。」

言葉の支配に反応する脳。逝きの命令に全神経が従い身体が、痙攣を起こす。

びちびちと奮える絢音。背中は弓なりになる。


「きっついわ絢音。絞まってええ…」


がくんと身体が折れ、聖はそれを抱き留めた。下からどくどくとした液体が体内を巡って行くのが分かる。

慌てて避けようにも、腕で抱きしめられて身動き一つ出来ない。耳元に声が落ちる。

「いい絞まりやった。体内にまで、俺の全てが交じったな。なんて言うんや。」


奮える声は、まだ呼吸が整っていなく荒い。

「ご主人様…の…精液…を…放って頂いてありがとう…ございます。」

それに頭を撫でられ、キスをされた。まるで、それが褒美とでも言うように。

「いつまでも抱いててやりたいが、準備するわ。絢音は寝ててええ、シャワー浴びる。」

重たい身体を起こした、中に出されてしまった衝撃を隠しつつ立ち上がると身体がふらつき抱き留められる。

「一緒に入るん?」

言葉が出ず、ただ黙って頷いた。

背中に手を添えられシャワーに連れて行ってくれた。

今はちょうど月の物が来る直前だったから、大丈夫だろうと思いつつも出された衝撃の方が心に残った。
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