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第1章 『突然』

けれど考えた、自分は仲はもう皆無 悪くなってしまったと言えどいちよ既婚なのだ。メールのやり取り等をしたらバレた時には面倒だ。

しかし確かに話しはまだまだしてみたかったし、何より興味の方が勝ってしまった。

考えたのはもしかしたら一瞬だったのかもしれないし、長かったのかもしれない。

・あっ すみません 気にしないで もしって思ったので 困らせる為に言ったんじゃないから・

・ああ いえちょっと 初めて 言われたので、むしろチャットでそんな事あるんだなぁと 驚いた方で こういうの普通なんですか？
チャットもまだ初めて三ヶ月くらいだから～・

・そうなんですね 僕はもう長いから 八年選手くらい たまに凄く 仲良くなれる方もいて 連絡とりあったり 仲間内が出来ちゃうとオフ会もしますよ～・

・オフ会？ってなんですか？ 知らない用語 沢山あるから～笑 分からないのは聞いていいみたいだし・
・そうですね～ パソコンをオフにしてリアルな世界で会うからオフ会ですよ・

・なるほど～聞くとああ そっかぁって事 沢山ありますよね・
・そうですね～だから また ゆっくり話せたらなぁって チャットは二時間くらいって 言ってらしたので・

きちんと話した事を覚えて貰える、そんな些細な事が嬉しいなんて自分が愛情に飢えてるのを知り、胸が痛む。 夫には何を話してもあまり真剣に聞いて貰えた記憶がないのが事実だった。

・そうですね 私も まだ、話してみたい事があるので・

・じゃあ僕がアドレス出すから 考えて良かったらで全然 大丈夫なので これで二回目 またお会い出来たらそういう運命だったんだと 思えるし 任せますから～・

・すみません 気を遣わせて 近い内には ちょっともう少し 考えてみたいし こういうので そんな事したことないし ちょっと 怖いからも あっ Ｎさんが 怖いんじゃないですよ～・