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・辿りつく 先には・
第7章 『契約』
何故、いつも危険を求めてしまうのだろうか?

私は常に知りたい、勢いに勝てなかった。昔から小説なども書いていた手前、いつかは そう思うからなのかもしれない。
経験したことは、全てが自分自身の糧になるからだ。

時計を目にした時にメールのお知らせが、静かな部屋に響いた。

それにすら、体が反応を示し震えた指先…手に取る力が弱く、辛い。

・漸く、終いや。絢音のお陰で、ネクタイが熱かった。笑 守られてるのもあって安心できたんや、おおきに。けどな、ネクタイを送るのはその相手に首ったけって意味、当然 知ってて送ってくれたんだよね~だから、そっちの方がさらに嬉しかったやん・

真面目に色々と、考えていた事がまた一瞬で気持ちを現実に引き戻され、そして吹き出し笑ってしまった。

思う事をストレートに、伝えられると言う事がこれ程 ありがたいと知る。

話せなくどんどんと、なっていたからだった。口を開けば、それは違うと否定され お前と話してても面白くないまで言われた人間に何を話せば良かったのだろう。

携帯を握り閉めて、悲しみを追いやった。

・それは当然、アパレルだったし 知ってるけれど。好みも分から無かったし、スーツを着ると話してたから一般的な贈り物のつもりだったわ・

・またまた照れんでもええよ絢音は、ツンデレだから しゃあないか。 笑 会社を出たら電話、出来る。早く声が聞きたい・

またしても、もう慣れるしかないんだと思い 片手で腕を押さえた。震える体を止めたくて。

愛を望んでいたが、こんな性急さは堪えられるか自信が無かった。

私には一目惚れすら、存在しない。相手の口調や仕草や所作 手の動きだったり、肌の触れ合いだったり ゆっくりと一つずつ確認して好きが増えてそれは何時しか 愛に変わる。

だけれど、私達にある時間は三日間だった。もう一日が終わろうとしている。

・気をつけて帰って来て、少し休んでから行ける?お店は何時予約…約束のマッサージをしてあげたいし・

・8時にしといた、慌てたくなくて。ちょっと遅うなって 悪いけど・

・いえ丁度いいと思うわ。着替え、出して置く?・

・大丈夫、たいして持っては来なかったんよ。早く、逢いたかったは?・
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