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・辿りつく 先には・
第7章 『契約』
もう観念して、三日だけはと決めたので 、たまには可愛い女にもなってみようと努力する事にした。

・とても、早く逢いたい。一人は淋しいわ。聖、抱きしめて 帰って来たら・

・そのつもり、言われなくても。笑 ずっとこれから明後日までは 嫌と言っても離さんわ・

それに微笑んだ。もう、今だけはごたごたを忘れてこの自己中心的な、そして危険な魔王を知ろうと思った。

やってみる時はとことんが、私だ。構えが心に湧いた。

・私も三日だけは、貴方に甘える事にしてみたわ。今まであんまりしたことがないから、上手くないけど 笑 いつも、姉さんでいたから・

・歳的にも 絢音が姉さんには一生なれへん 次の時代なら分からへんが… 可愛い女にさしたる。身構えんでいい、自然のままで・

・ありがとう、そういう言葉が今は一番安心するし嬉しい・

・ああ、出れたわ ちょっと待ってや・

プルプル…驚いて電話に出た絢音。

「絢音は絢音のままで、それが一番ええ。誰にも何を言われても、変えんくてええんや。その絢音を愛したんや、絢音は十分 可愛いし綺麗…」

何もかもをどうして一瞬にして、分かられてしまうのだろうとそう思った。

内面ばかりを話していたから?顔を見ないからこそ、話せる話しをしたから?十もこの人が年上だから…

理由はもういらないのだった。私を解ってくれる、ただそれだけで良かった。

涙を見られなくて、良かったと声を震わせず話す。可愛い女は此処で、分かるように泣くのだろうと思い まだまだ無理だなと思った。つい意地を張ってしまう。負けず嫌いだった。

「そんな事、回りにまだ社員さんいないの?恥ずかしくないのかなぁ」

「なんで恥ずかしいんや?絢音は照れ過ぎも直さな、それに泣き虫もな。今は抱きしめてやれんから、泣かんといて。初めて電話で話した時も、泣いてたなぁ~思い出すわ。」

それにドキリとして目を押さえた。

「泣いてないもんっ、大丈夫です。支度するから、結局 楽しくてうろうろしていて 今Showerを浴びたばかりなの。だから…」
「じゃあ、そのままいたらええやん。帰ったらまた一緒に入ればええから。」

それには声が大きくなった。
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