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・辿りつく 先には・
第10章 『夜伽』
このあと どう聖の腕を逃れれるのかなど、自信が無かった。
とりあえず色々な考えを横において今日の疲れを癒した。危うく眠くなりかけ、立ち上がりShowerを浴び外に出る前に キャミソール タイプのワンピースを軽く着た。
準備を整えてから起こそうと思い、静かに動いてからベッドに横になる聖の顔を今度は絢音が まじまじと見た。
自分は本当に愛してしまったのだろうかと、そう思って前髪を横へやった。
眠っている時だけが安心出来るなんてと思いながら、起こしてなんとかお風呂まで連れて行った。
寝起きが良くない事も、段々と分かってきた。
お風呂に入っている間に、着替えをまた出してあげてから夜景を眺めていた。
静かで穏やかな心でいられた。今だけはこの夜景の中にいる自分の時間を、楽しもうとそう思っていた。
長い長い 夜があるとも知らずに… 絢音は初めて開けてはならない扉を、こじ開けられようとしていようとは知らず 美しい目の前の夜景に身をゆだねているのだった…
本当は、その扉の奥を見てみたいのかもしれないとも思ったが 体はその考えに硬直する。
自分自身さえも二人の人格が、交互しているように思えた。
シャワーの音が止まる、夜が始まろうとしていた。
とりあえず色々な考えを横において今日の疲れを癒した。危うく眠くなりかけ、立ち上がりShowerを浴び外に出る前に キャミソール タイプのワンピースを軽く着た。
準備を整えてから起こそうと思い、静かに動いてからベッドに横になる聖の顔を今度は絢音が まじまじと見た。
自分は本当に愛してしまったのだろうかと、そう思って前髪を横へやった。
眠っている時だけが安心出来るなんてと思いながら、起こしてなんとかお風呂まで連れて行った。
寝起きが良くない事も、段々と分かってきた。
お風呂に入っている間に、着替えをまた出してあげてから夜景を眺めていた。
静かで穏やかな心でいられた。今だけはこの夜景の中にいる自分の時間を、楽しもうとそう思っていた。
長い長い 夜があるとも知らずに… 絢音は初めて開けてはならない扉を、こじ開けられようとしていようとは知らず 美しい目の前の夜景に身をゆだねているのだった…
本当は、その扉の奥を見てみたいのかもしれないとも思ったが 体はその考えに硬直する。
自分自身さえも二人の人格が、交互しているように思えた。
シャワーの音が止まる、夜が始まろうとしていた。