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祐子の欲望
第2章 祐子の開拓
「同性なら誰でもって訳じゃないわ。こはるさんしかいないし、こはるさんしかダメなのよ」
祐子が間に入って思いを告げた

「この通りで……」

「私はどうしたら?」
こはるの置かれてる位置がフラフラして、どうしたらいいのか分からなかった

「話はまだまだありまして、こはるさんの仕事を辞めさせて、普通の女の子にさせたいって。二人の計画ではまだまだ時間が掛かるそうだね?」

「はい。まだ先は見えてません。でも祐子さんが肩代わりする必要は全くないんです。関係ないんですから」

「祐子は敢えて、籍を入れて関係を持とうとしてるんです。自らね。私はね、こはるさん。親としての決断の時だと思いました。二人の計画に任せるか、或いはそこまで考えてる娘を応援するのか……」
祐子も父親の応えは聞かされてない
こはるに逢ってからだとだけ告げられてる

「若い内の苦労は買ってでもしろ、って私の親に言われたのを思い出しました。しかし、籍を入れる以上は、こはるさんの御両親や兄弟の人とも親戚になる訳でね、こはるさんの借金の事を言うつもりもないです。しかし、成人としてのケジメはこの先、二人の為には必要だと思ってます。貴女も私の義娘になるんですから。二人に聞いて欲しい」
祐子とこはるは父親の言葉の重みに、感慨深いものを感じていた

「どうして借金ができたのかは祐子からある程度は聞きました。借りたのは男でもこはるさんにも非はありますね。理解できますか?」

「はい」

「その借金の残高を私が肩代わりして、一括で払う。その方が利息がなくなり少なくて済む。それで、二人には毎月、二人で決めた額を私に返しなさい。こはるさんの収入が減る仕事についたら、祐子がその分を助けてあげればいい。てきるかね?」
二人の顔を見ながら応えを待った
こはるは頭を下げて泣き始めた
祐子が肩を抱いて

「大丈夫、大丈夫。私もこはるさんも一人じゃなくなったんだから。なんとかなるわよ」

「祐子の親として、同性の相手を認めたが、こはるさんの両親はどう思うんだろうか? やっぱり男性を望んでるんじゃないのかね?」

「両親と兄弟はいますが、疎遠になってます。一人で東京に出てきましたから」

「田舎はどこなのかね?」

「高知です」

「それは遠いですね……」

「親として、お聞きしたいのですが、やっぱり反対するでしょうか?」
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