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こんな想いをそのままに
第2章 時間よ
僕も何もなかったかのように歩き出した。

遠目でみどりちゃんを見ながら…

しかし、みどりちゃんは何か違和感があるのか…スカートの上からお尻の辺りを触っていた。

そして、トイレの中へ入っていった。

僕は…みどりちゃんの事が気にはなったが…女子トイレの前に待っているのも変なので…そのまま…次の講義がある教室に向かった。

なかなかみどりちゃんは戻ってこない。

始業のチャイムが鳴る。

すると、何か怯えた顔をしながらみどりちゃんは教室に入ってきた。

それも普段は前の方に座ることの多いみどりちゃんが…一番後ろの席に一人で座った。
みどりちゃんといつも一緒にいる友達も不思議そうな顔をしている。


きっと、自分が下着を付けていないことをトイレで確認したのだろう。
朝、家を出た時は付けていた下着…
それを今は付けていない。

なぜ?
みどりちゃんの頭はきっとパニクっているだろう。
あの顔の表情は絶対にそうだ。

よし♪
時間を自由に操れたり…服の中まで見えるようになった僕…
今日は大好きなみどりちゃんが履いていたみどりちゃんの匂いたっぷりの下着も手に入ったことだし…
これ以上みどりちゃんをいじめるのは可哀相だね。

今日はこれぐらいにしておこう。

あ~、この授業もかったるい󾭜

早く終われ♪

チャイムが鳴る。

ふふっ♪
なんか、これから…めちゃ楽しみだ。

みどりちゃんの友達がみどりちゃんの席に集まる。
「どうしたの?みどり󾭜こんな席に座って…」

「ううん󾭜何でもないよ。ちょっと身体がだるくて」

「うん?風邪?そういえば…みどり、顔色悪いよ」

「うん。早退しなよ。ノートはちゃんと取ってあげるからさっ」

「うん。ありがとう。帰るね」

「一人で帰れる?」

「うん。大丈夫。ゆっくり帰るから」

「うん。無理しないで、休みながら帰るんだよ」

「ありがとう」

「夜、メールするね」

「うん」

みどりちゃんは…ゆっくり教室から出ていった。
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