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こんな想いをそのままに
第3章 テレポーテーション
「へぇ~」
今日は…ここなんだ♪

「うん󾭜」

「どのあたり?」

うっ󾭛やばい󾭛
どうしよう󾭛

手帳を取り出すふりして…目に入った出口名を言う󾭛

「えっと、あっ󾭛南口を出てっ書いてある󾭛」

「じゃあ、一緒だよねっ」

でも、ヤバいよ󾭛
これ以上、突っ込まれたら󾭛

二人は…改札を出る♪

ピッ♪

やっぱりSuicaは便利だね♪
切符だったら…わざわざ精算しなくちゃいけないし…本当に目的地がここだったのか疑われちゃうよね󾭛

「じゃあ、僕は…ここで」

「うん?」

「まだ1時間ぐらいあるから…このドトールで時間つぶすよっ」

【「そう♪じゃあ、せっかくだから…私のアパートに来る?」な~んて言わないかぁ󾭛󾭛】

「そう♪じゃあねっ♪また明日、学校でねっ♪お仕事頑張ってっ♪バイバーイ」
かわいく手を振って帰って行った。

涼は…一旦ドトールのお店に入るフリをして…すぐに…みどりちゃんのあとを追いかけた。

ま、こんな人混みだし、見失わなければいい♪

すると…意外にも…駅からすぐ近くのアパートだった。

壁に隠れて…部屋を確認した。

二階の一番奥の部屋だ♪

みどりちゃんは…部屋に入るために…カバンから鍵を取り出した♪

今だっ♪

【時間よっ止まれ󾮘】

その瞬間…道の人混みの動きもピタッと止まった。

涼は…急いで…みどりちゃんと所に行った。

そして、みどりちゃんが持っている鍵を取り…ドアを開け…部屋に入った。

へぇ~♪
これがみどりちゃんの部屋かぁ♪

ちゃんと小綺麗にしてある。
あっ󾭛今日は長居は無用♪
部屋が分かれば、もういつだって来られる訳だし…

それに…下手に…人がいた気配みたいなのを残したくないし…

涼は…すぐに部屋を出て…鍵をみどりちゃんの手に戻した。

そして、その場から離れ…

時間を戻した󾮘


ふふっ♪
新たなスタートだね♪
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