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残像
第2章 記憶
朝起きて、申し訳程度の朝餉を済ませると芸の稽古をする。

昼の舞台と夕方の舞台、日に二回の公演をし、仕掛けを仕舞い終わると貧相な夕餉が出る。そして、夜は…
風呂に入って身体の外と内を洗い、客を取る。
身体の休まる間がなかった。

病む者、死ぬ者、逃げる者、色々居たが、逃げたところで行き場のない者の掃き溜まり。

一芸を磨き、客に顔を売って、夜は身体を売る。
そうしてお大尽に身請けされれば生活も保証される。

通常影間茶屋には若い男しかいない。
男の身体は大人になると、骨が太くなり、筋が張り、肉も硬くなる。影間として使い物になるのはせいぜい十三から二十程度。影間の命は短い。

しかし中には、長けた男が良い、という物好きもいなくはない。
そういう者は役者や芸人を買った。

男に抱かれることを知っている男は、女にも優しい、と女の客がつくこともあるし、中にはそのまま所帯を持つ者もいた。
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