この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第23章 【二十三話】わがままなお嬢さま
 そうやって玲那を突き放すかのように急に冷静に戻る景臣を少し恨めしく思いながら、自分の身体を抱きしめた。
 玲那は景臣によって服を脱がされていたため、裸の状態だ。これでシャワーに行くのはやはり恥ずかしい。だからなにか着ようと周りを見回したが、自分の手の届く範囲には玲那の服はなかった。
 一方の景臣は、ジャケットを脱いでネクタイを解き、ワイシャツのボタンを一つ開けているだけで、乱れていない。
 あまりに対照的な姿に悔しくなり、景臣が玲那に背中を向けているのをいいことに、後ろから抱きついた。
 驚いたのは、景臣だ。

「玲那? まだ足りないと……?」

 玲那は無言で景臣のワイシャツのボタンに手を伸ばし、たどたどしいながらも、外し始めた。
 最初、少し焦りが見えていた景臣だったが、玲那がなにをしようとしているのか気がつき、されるがままになった。
 玲那は景臣のワイシャツのボタンを外しながら、段々と自分のしていることに気がつき、恥ずかしくなってきて、手を止めた。
 裸で男性に自ら抱きつき、しかも服を脱がせようとしているなんて……!
 しかも、ボタンを外そうと手を動かす度に、景臣の広くて温かい背中に胸をこすりつけることになり、敏感になっている乳首が立ってきたのが分かった。油断したら、甘い声を上げてしまいそうだった。
 手を止めてしまっていたが、ここで止めてしまうのも悔しくて、自分の服が周りにないのならば、景臣が着ているワイシャツを脱がして奪ってしまおう。そう決意して、意識しないようにと手を動かしていたのだが、ボタンを半ばまで外したあたりで限界だった。

「んっ……」
/278ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ