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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第2章 【二話】不在で交わされた契約
警察ではさんざんグチグチと言われ、帰ってくるなり父はとんでもないことを言ってきたことに、さすがの玲那も頭に来ていた。
怒らなくてはと思って言葉を続けようとしたら、玲那の後ろに控えていた景臣が前に進み出てきた。景臣の大きな背中に玲那はドキリとした。
「筒宮さま」
妙に艶のある声に玲那の鼓動はさらに高鳴った。
「その件で内密なお話があります」
内密な話とはなんだろうか。
それは父と母にも思い当たらないようで、二人は顔を見合わせた。それから景臣の顔を見て、大きくうなずいた。
「……分かった。玲那、疲れただろうから部屋で休みなさい」
どうやら玲那抜きで話をしたいと察して、素直に父の言葉に従った。
怒らなくてはと思って言葉を続けようとしたら、玲那の後ろに控えていた景臣が前に進み出てきた。景臣の大きな背中に玲那はドキリとした。
「筒宮さま」
妙に艶のある声に玲那の鼓動はさらに高鳴った。
「その件で内密なお話があります」
内密な話とはなんだろうか。
それは父と母にも思い当たらないようで、二人は顔を見合わせた。それから景臣の顔を見て、大きくうなずいた。
「……分かった。玲那、疲れただろうから部屋で休みなさい」
どうやら玲那抜きで話をしたいと察して、素直に父の言葉に従った。