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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第25章 【二十五話】貪欲な身体

□ ■ □
玄関から寝室に移動した二人だったが、玲那はすでになにも見につけていない状況だが、景臣はきっちりとワイシャツとスラックスを身につけたままだった。景臣は最初からずっと服を着ていたから、玲那はそれが当たり前だと思っていた。
景臣は無言で、玲那がより感じる場所を探るように手と舌を使って煽ってくる。
その度に玲那は反応をしていたのだが、玲那の身体も慣れてきたのか、段々と物足りなくなってきていた。
景臣も玲那の反応が鈍くなってきたことで気がついたようだ。
「まだ足りませんか……?」
景臣の声に玲那はうっすらと目を開けた。玲那の顔をのぞき見ている景臣の表情は、玲那とは対照的に冷静な顔。玲那を観察しているようで、一気に冷静になった。
「あ……っ」
景臣の手が玲那の身体から離れたことでさらに冷静になり、玲那は素早く身体を起こすと、景臣と距離を取った。
景臣が追いかけて来たら玲那は拒否をすることができないと思いつつ、自分の身体を抱いて構えたのだが、距離を取られた。
「……お疲れのようですから、今日はこれでお休みください」
「あ……はい」
景臣は自分の着ているワイシャツを脱ぐと、玲那に投げ渡した。
「あの……?」
「裸で寝るのは寒いでしょう?」
「それならばっ!」
「寝衣は用意していませんよ」
だからワイシャツを着て寝ろと言っているのだろうか。
下着もなくワイシャツのみというのはどうだろうと思ったが、玲那は素直に渡されたものを着た。
「おやすみなさい」
「……おやすみなさい」
景臣はそれだけ告げると、部屋から出て行った。
玲那としては中途半端な状態で投げられてしまったようになって微妙に身体の奥で燻っていたが、疲れもあり、部屋を暗くして横になってしまえば、そのまま眠ってしまった。
玄関から寝室に移動した二人だったが、玲那はすでになにも見につけていない状況だが、景臣はきっちりとワイシャツとスラックスを身につけたままだった。景臣は最初からずっと服を着ていたから、玲那はそれが当たり前だと思っていた。
景臣は無言で、玲那がより感じる場所を探るように手と舌を使って煽ってくる。
その度に玲那は反応をしていたのだが、玲那の身体も慣れてきたのか、段々と物足りなくなってきていた。
景臣も玲那の反応が鈍くなってきたことで気がついたようだ。
「まだ足りませんか……?」
景臣の声に玲那はうっすらと目を開けた。玲那の顔をのぞき見ている景臣の表情は、玲那とは対照的に冷静な顔。玲那を観察しているようで、一気に冷静になった。
「あ……っ」
景臣の手が玲那の身体から離れたことでさらに冷静になり、玲那は素早く身体を起こすと、景臣と距離を取った。
景臣が追いかけて来たら玲那は拒否をすることができないと思いつつ、自分の身体を抱いて構えたのだが、距離を取られた。
「……お疲れのようですから、今日はこれでお休みください」
「あ……はい」
景臣は自分の着ているワイシャツを脱ぐと、玲那に投げ渡した。
「あの……?」
「裸で寝るのは寒いでしょう?」
「それならばっ!」
「寝衣は用意していませんよ」
だからワイシャツを着て寝ろと言っているのだろうか。
下着もなくワイシャツのみというのはどうだろうと思ったが、玲那は素直に渡されたものを着た。
「おやすみなさい」
「……おやすみなさい」
景臣はそれだけ告げると、部屋から出て行った。
玲那としては中途半端な状態で投げられてしまったようになって微妙に身体の奥で燻っていたが、疲れもあり、部屋を暗くして横になってしまえば、そのまま眠ってしまった。

