この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第30章 【三十話】収骨
 どちらにしろ、玲那は道弘とそういうことをする前だった。だから道弘の子を妊娠している可能性はまったくない。

「それはともかく。山浦社長から遺言書を預かっているので、二・三日の間に招集をかける」
「やはり遺言書がありますか」
「年に一度、公正証書遺言を作るくらいの人だ」
「……それは」
「しかも玲那さんとの結婚が決まってすぐに書き換えている」
「そうだったのですか」

 となると内容はなんとなく察することができたが、そのときになれば分かることなので、追求は止めておくことにした。

「遺言といえば、社長から口頭で承っていること……遺言というよりは雑談の一貫で言われたことがあります」
「ほう? 山浦社長はあまり雑談を好まない人だと思っていたが、案外、おまえには心を許していたのか」
「それは分かりませんが……。社長が親しくされていた方が亡くなって、葬式に行かれるときに、『自分が死んだら、海に散骨してほしい』とおっしゃっていました」
「あぁ、あの人は海が好きだったからね。さすがに全部を散骨するのはマズイだろうから、骨壺に入らなかったのを帰りにそこの海に散骨しよう」
「はい、ありがとうございます」

 そんな話をしているうちに火葬が終わったとの連絡があり、玲那たちはお骨を拾うために移動した。
/278ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ