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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第40章 【四十話】口淫

玲那がじっと離婚届の入った封筒をにらみつけていると、景臣がシャワーから出てきた。スーツから部屋着になっているところを見ると、今日は夕飯時まで出掛ける気はないようだということが分かった。
玲那が見ている封筒の中身がなにかすぐに気がつくと、笑った。
「そんなに俺と結婚するのが嫌だったのか」
「いえ、そんなつもりではなくて」
「……気が変わった」
気が変わったとはどういうことなのだろうか。
籍を入れたばかりだが、玲那の持つ離婚届をこのまま届けに役所に舞い戻ろうというのだろうか。
玲那が戸惑っていると、景臣が近づいて来て、離婚届の入っている封筒をローテーブルの上に音を立てて置いた。
その音に玲那は肩を震わせ、身を縮こまらせた。その様子を見て、景臣はまた笑った。
そして、ソファに座っている玲那の前まで来ると、腰を突き出してきた。玲那の目の前に必然的に景臣の股間が当たる。そこは思ったよりも熱くて、顔に熱が集まるのが分かった。
「舐めろ」
「……え」
「社長のも舐めたんだろう?」
景臣はソファの上に足をかけ、さらに玲那に近寄ってきた。
景臣はずっと勘違いをしている。玲那と道弘の間には、そういう関係はなかった。なりようがないのは、景臣がなによりも知っているはずだった。ここで否定をしておかなければ、ずっと誤解されたままだ。景臣にそう思われているのは辛いので、玲那は否定することにした。
「わっ、わたしは、道弘さまとはなにも」
「ほう? その割には、感じまくっていたが」
「それは……!」
経験はなかったけれど、好きな人に触れられたからであると玲那は思っているのだが、景臣は玲那を見下ろしながら昏く笑った。
「女という生き物は、優れた遺伝子を持っている者にすりより、奪っていこうとするからな。俺のコレを勃たせることができれば、中に出してやってもいいぜ」
玲那は目の前に突きつけられている景臣の股間をじっと見た。玲那は男性のそこをまじまじと見たことはないが、今の景臣のそこは、通常時と変わらない状態だと思われた。それでも、景臣からは熱を感じた。
「そんなに物欲しそうな顔をして見ても、俺はなにも感じないぞ」
「……え、あ」
「ほら」
玲那が見ている封筒の中身がなにかすぐに気がつくと、笑った。
「そんなに俺と結婚するのが嫌だったのか」
「いえ、そんなつもりではなくて」
「……気が変わった」
気が変わったとはどういうことなのだろうか。
籍を入れたばかりだが、玲那の持つ離婚届をこのまま届けに役所に舞い戻ろうというのだろうか。
玲那が戸惑っていると、景臣が近づいて来て、離婚届の入っている封筒をローテーブルの上に音を立てて置いた。
その音に玲那は肩を震わせ、身を縮こまらせた。その様子を見て、景臣はまた笑った。
そして、ソファに座っている玲那の前まで来ると、腰を突き出してきた。玲那の目の前に必然的に景臣の股間が当たる。そこは思ったよりも熱くて、顔に熱が集まるのが分かった。
「舐めろ」
「……え」
「社長のも舐めたんだろう?」
景臣はソファの上に足をかけ、さらに玲那に近寄ってきた。
景臣はずっと勘違いをしている。玲那と道弘の間には、そういう関係はなかった。なりようがないのは、景臣がなによりも知っているはずだった。ここで否定をしておかなければ、ずっと誤解されたままだ。景臣にそう思われているのは辛いので、玲那は否定することにした。
「わっ、わたしは、道弘さまとはなにも」
「ほう? その割には、感じまくっていたが」
「それは……!」
経験はなかったけれど、好きな人に触れられたからであると玲那は思っているのだが、景臣は玲那を見下ろしながら昏く笑った。
「女という生き物は、優れた遺伝子を持っている者にすりより、奪っていこうとするからな。俺のコレを勃たせることができれば、中に出してやってもいいぜ」
玲那は目の前に突きつけられている景臣の股間をじっと見た。玲那は男性のそこをまじまじと見たことはないが、今の景臣のそこは、通常時と変わらない状態だと思われた。それでも、景臣からは熱を感じた。
「そんなに物欲しそうな顔をして見ても、俺はなにも感じないぞ」
「……え、あ」
「ほら」

