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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第45章 【四十五話】真相

なんだかおかしな状況になってきたと玲那は思ったが、自分の父親とそうではない人間であった場合、身内を褒めたくなるというのは心理的になんとなく分かるけれど、相づちを打つようなものでもないしと戸惑っていたのだが、憂佳は玲那の反応はおかまいなしに続けた。
「最近、眠れないからって睡眠導入剤を使っていたって知っていた?」
「……いえ」
その意味することが分からなかったが、とりあえず返事は返した。
が、景臣からなにがあっても口を開くなと言われていたのを思い出して、景臣を見ると、目の端で睨まれた。
ごめんなさいと目線だけで返すと、景臣の視線は憂佳へと向いた。
憂佳は景臣の視線が向いたことを意識しながら、口を開いた。
「あの日、お酒に混ぜたの。そうしたら面白いくらい酔っちゃって、朦朧(もうろう)としてたから、ホテルのスタッフの振りして部屋に着いていったの」
なにが続くのか予想できず、玲那は無言で憂佳を見た。
憂佳は胸を張り、誇らしげにとんでもないことを口にした。
「ベッドに寝かせたら、ふふ、おかしいのよ、父さんのあそこ、大きくなっていて、ズボンが苦しそうだったから脱がしてあげたの」
憂佳はそのときのことを思い出したのか、両手を口にあててくすくすと笑った。
玲那はどこがおかしいのか分からなくて、困惑した。
「そうしたら、ぽーんって勢いよく飛び出してきたのよ。ふふふ、すごーいって思ったの」
そうそう、と憂佳は続けた。
「好きな人がいて、既成事実を作りたいから薬を作ってってお願いしたら、睡眠薬を渡されたんだけど、でもそれ、睡眠薬だけじゃなかったみたいなのよね。だって、刺激してないのに、あーんなにおっきくなるなんて、すごいもの」
「最近、眠れないからって睡眠導入剤を使っていたって知っていた?」
「……いえ」
その意味することが分からなかったが、とりあえず返事は返した。
が、景臣からなにがあっても口を開くなと言われていたのを思い出して、景臣を見ると、目の端で睨まれた。
ごめんなさいと目線だけで返すと、景臣の視線は憂佳へと向いた。
憂佳は景臣の視線が向いたことを意識しながら、口を開いた。
「あの日、お酒に混ぜたの。そうしたら面白いくらい酔っちゃって、朦朧(もうろう)としてたから、ホテルのスタッフの振りして部屋に着いていったの」
なにが続くのか予想できず、玲那は無言で憂佳を見た。
憂佳は胸を張り、誇らしげにとんでもないことを口にした。
「ベッドに寝かせたら、ふふ、おかしいのよ、父さんのあそこ、大きくなっていて、ズボンが苦しそうだったから脱がしてあげたの」
憂佳はそのときのことを思い出したのか、両手を口にあててくすくすと笑った。
玲那はどこがおかしいのか分からなくて、困惑した。
「そうしたら、ぽーんって勢いよく飛び出してきたのよ。ふふふ、すごーいって思ったの」
そうそう、と憂佳は続けた。
「好きな人がいて、既成事実を作りたいから薬を作ってってお願いしたら、睡眠薬を渡されたんだけど、でもそれ、睡眠薬だけじゃなかったみたいなのよね。だって、刺激してないのに、あーんなにおっきくなるなんて、すごいもの」

