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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第45章 【四十五話】真相
 実際に見たわけではないから分からない。しかし玲那は、景臣に抱えられるようにしていたので、動けなかった。

「答えを言っちゃうけど、入籍日とあたしの出生日、ほとんど変わらなかったのよ。不思議に思って母さんに聞いたら誤魔化されたんだけど、今で言う出来婚だったのよ。しかも、別の男と出来た子にも関わらず、金持ちだった父さんを騙して、籍を入れたのよ。あの女、厚顔無恥にもほどがあると思わない?」

 そのあたりの事情は分からなかったが、それが事実であれば、道弘が気の毒だ。

「しかもさ、あたしだけならいざ知らず、あいつ、父さんと結婚した後も浮気してて、……いや、浮気なんてかわいいもんじゃなかったわ。あんな顔して乱交パーティとか行ってたのよ? 信じらんない」

 暴露話に玲那はくらくらしていたが、幸いなことに、景臣が支えてくれていた。

「だから、あんたみたいなビッチと結婚するのなら、嫡出否認の届けを出して親子関係を解消して、あたしと結婚してって言ったら……父さんったら、ひどいのよ! おまえみたいな女と結婚できるか! って怒鳴ったのよ。薬盛られて、相手が分からないのにひいひいよがって、あたしの下でみっともなく腰振ってナカに出して妊娠させておいて、無責任じゃない?」

 なんとなくそんな予感はしたが、玲那の身体から力が抜けたのが分かった。
 道弘も玲那と同じく血を次世代につないでいく器でしかなかった。山浦の血は道弘で終わりになるかと思っていたが、こんな形ではあるけれど、途絶えていなかった。

「あの遺言書、ひどいよね。本来なら、あんたではなく、あたしが全部、受け取るはずだったのよ!」
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