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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第47章 【四十七話】嘘でもいいから好きって言って

景臣とこの関係を続けるのは無理だと悟った玲那は、嘘でも景臣から好きと言ってほしかった。
大好きな景臣の声で好きと言ってもらったことを糧に、これを支えにこれから生きていく。
玲那のささやかな願いは、景臣の冷たい声で壊された。
「嘘でいいのか?」
「……はい」
「嘘でもそんな甘ったるい言葉、言えるか」
景臣はそう言うと、玲那の身体を突き放し、背を向けた。
「あ……」
景臣と玲那の間に、目に見えない亀裂が走り、分断された。
もう、終わりだ。
修復は不可能だ。
「ごめんなさい……!」
玲那はかろうじてそれだけ告げて、景臣に背を向けて、寝室に飛び込んだ。
ベッドに潜り込むと、玲那は声を上げて泣いた。
もう、終わりだと確信した。
大好きな景臣の声で好きと言ってもらったことを糧に、これを支えにこれから生きていく。
玲那のささやかな願いは、景臣の冷たい声で壊された。
「嘘でいいのか?」
「……はい」
「嘘でもそんな甘ったるい言葉、言えるか」
景臣はそう言うと、玲那の身体を突き放し、背を向けた。
「あ……」
景臣と玲那の間に、目に見えない亀裂が走り、分断された。
もう、終わりだ。
修復は不可能だ。
「ごめんなさい……!」
玲那はかろうじてそれだけ告げて、景臣に背を向けて、寝室に飛び込んだ。
ベッドに潜り込むと、玲那は声を上げて泣いた。
もう、終わりだと確信した。

