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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第50章 【五十話】嘘ではない、本当の「好き」(了)

□ ■ □
調べ物をしている内に、眠ってしまったようだ。
玲那は机に突っ伏して寝ていたのに気がついたのだが、ふと、チャイムが鳴っているのが聞こえた。
玲那の部屋にもドアホンがついているのでそこを見れば……。
「え、景臣さん?」
玲那は慌てて出ると、久しぶりに聞く景臣の声がしてきた。
『十朱景臣と申しますが、玲那さんはご在宅でございますでしょうか』
他人行儀な声に、玲那は涙ぐんだけれど、すぐに返事をした。
「玲那はわたしです」
『玲那……話があるんだが、開けてもらっていいか』
「はい、すぐに開けます」
震える手で解錠を押し、玄関へと向かう。
玄関に向かえば、少しして景臣が入って来た。ドアホン越しにも気がついていたけれど、別れたときより痩せたような気がした。
「あの……お久しぶり、です」
景臣は玲那の挨拶に答えず、別のことを口にした。
「玲那、答えて欲しい」
「え、はい」
「泉生から、妊娠したと聞いた。それは本当か」
景臣の質問にうなずくと、景臣の手が震えた。
「それは本当に、俺の子か」
疑われることは考慮していたけれど、景臣の口から実際、そう聞かれたら、予想以上に辛くて、涙があふれた。
「玲那」
「わたしがっ」
先ほど、一人で産んで育てると心に決めたけれど、調べれば調べるほど、不安が大きくなっていたところだった。
そこに来て、好きな人に、しかも子どもの父に疑われた玲那は涙が止まらなかった。
「わたしが景臣さん以外に身体を許すわけ、ないじゃないですか! あのとき、景臣さんがいっぱい注いでくださったから……! それなのに、あなたまでわたしを疑うのですか! 帰ってください!」
調べ物をしている内に、眠ってしまったようだ。
玲那は机に突っ伏して寝ていたのに気がついたのだが、ふと、チャイムが鳴っているのが聞こえた。
玲那の部屋にもドアホンがついているのでそこを見れば……。
「え、景臣さん?」
玲那は慌てて出ると、久しぶりに聞く景臣の声がしてきた。
『十朱景臣と申しますが、玲那さんはご在宅でございますでしょうか』
他人行儀な声に、玲那は涙ぐんだけれど、すぐに返事をした。
「玲那はわたしです」
『玲那……話があるんだが、開けてもらっていいか』
「はい、すぐに開けます」
震える手で解錠を押し、玄関へと向かう。
玄関に向かえば、少しして景臣が入って来た。ドアホン越しにも気がついていたけれど、別れたときより痩せたような気がした。
「あの……お久しぶり、です」
景臣は玲那の挨拶に答えず、別のことを口にした。
「玲那、答えて欲しい」
「え、はい」
「泉生から、妊娠したと聞いた。それは本当か」
景臣の質問にうなずくと、景臣の手が震えた。
「それは本当に、俺の子か」
疑われることは考慮していたけれど、景臣の口から実際、そう聞かれたら、予想以上に辛くて、涙があふれた。
「玲那」
「わたしがっ」
先ほど、一人で産んで育てると心に決めたけれど、調べれば調べるほど、不安が大きくなっていたところだった。
そこに来て、好きな人に、しかも子どもの父に疑われた玲那は涙が止まらなかった。
「わたしが景臣さん以外に身体を許すわけ、ないじゃないですか! あのとき、景臣さんがいっぱい注いでくださったから……! それなのに、あなたまでわたしを疑うのですか! 帰ってください!」

