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九尾狐(クミホ)異伝
第4章 宿命
「まずは一献、注いでくれぬか」
小卓の前に胡座をかいた金ソンイは、彩里に隣に座るように促し、早速肩を抱いてきた。
「このようになさっていては、お酒をお注ぎできませぬ」
彩が甘えるように訴えると、ソンイは残念そうに手を放す。
「さ、これで良いだろう」
口ではそう言いつつも、視線は未練がましく彩里の胸許をさ迷っている。透けた白い夜着の下から、薔薇色の乳首が透けて見えているのが何とも艶めかしい。
普通、夜着とはいえ、上着の下には胸に布を巻いているものだが、彩里は素膚の上に直接夜着を纏っていた。侍女たちは彩里に余計な衣を身につけることを認めようとはせず、どうせ好色なソンイの言いつけに違いない。
小卓の前に胡座をかいた金ソンイは、彩里に隣に座るように促し、早速肩を抱いてきた。
「このようになさっていては、お酒をお注ぎできませぬ」
彩が甘えるように訴えると、ソンイは残念そうに手を放す。
「さ、これで良いだろう」
口ではそう言いつつも、視線は未練がましく彩里の胸許をさ迷っている。透けた白い夜着の下から、薔薇色の乳首が透けて見えているのが何とも艶めかしい。
普通、夜着とはいえ、上着の下には胸に布を巻いているものだが、彩里は素膚の上に直接夜着を纏っていた。侍女たちは彩里に余計な衣を身につけることを認めようとはせず、どうせ好色なソンイの言いつけに違いない。