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九尾狐(クミホ)異伝
第4章 宿命
ヤニ下がった顔で言われ、彩里はあまりの絶望と恐怖に気が狂いそうになった。
「痺れ薬だけでなく媚薬も入っているの!?」
その質問には卑猥な笑みだけで応え、ソンイは彩里の身体をいきなりひっくり返し、仰向けにした。
淫猥な視線が彩里の身体を夜着の上から舐める。こんな卑劣な男に見られているのかと考えただけで、はや、穢れたような気になってくる。
男の手が伸びてきて、おもむろに上衣の前結びになった紐を解き始めた。なかなか解けないのに焦れたのか、途中からは脱がされるというよりは引き裂かれた。
燭台に照らされた彩里の身体が淡く光を放っている。豊かな乳房を食い入るように見つめていたかと思うと、ソンイはいきなり襲いかかってきた。
「痺れ薬だけでなく媚薬も入っているの!?」
その質問には卑猥な笑みだけで応え、ソンイは彩里の身体をいきなりひっくり返し、仰向けにした。
淫猥な視線が彩里の身体を夜着の上から舐める。こんな卑劣な男に見られているのかと考えただけで、はや、穢れたような気になってくる。
男の手が伸びてきて、おもむろに上衣の前結びになった紐を解き始めた。なかなか解けないのに焦れたのか、途中からは脱がされるというよりは引き裂かれた。
燭台に照らされた彩里の身体が淡く光を放っている。豊かな乳房を食い入るように見つめていたかと思うと、ソンイはいきなり襲いかかってきた。